中学理科 問題集・参考書ランキング
現役塾講師が選ぶ中学理科の問題集・参考書ランキングをTOP5のランキング形式で紹介します。
ちなみにこういった教材は、本の内容のレベルなどが保護者の目から見て、自分の子どもに合っているかどうか分からない為、適当なものを選んで子どもに与えると、むしろそれが逆効果になったりします。
基本的には子どもの偏差値に合わせた教材を選ぶようにしてください。
ちなみに、本の画像がAmazonの販売サイトへのリンクになってますので、「なか見!検索」やレビューを見たい方はそちらへどうぞ。
というわけで早速紹介していきます!
第1位:塾で教える高校入試 理科 塾技80 (高校入試 塾技)
偏差値:50~70 種別:参考書&問題集
「塾で教える」と書かれていますが、普通の大手塾や個人塾でも学べない解法テクニックが多数載っています。僕自身もこの本から学んだ内容がたくさんあり、どれも入試に役立つ内容で非常によくまとまっています。
内部の構成として基本的に左のページが単元のまとめになっていて、右のページが問題になっています。後半では用語チェックのまとめもあり、これ一冊で単元全体の復習ができます。
色んな理科の参考書や問題集がある中どれか一冊だけ!って言われたら迷わず僕はこの一冊です。
塾講師として自信をもっておすすめできる本です!
ちなみに、中学生用の塾技は理科以外に数学と英語もあります。英語は正直内容が微妙です笑
しかしながら、数学はメネラウスの定理がのっていたりのかなりハイレベルで、難関私立向けとなっています。
こちらも超良書となっていますのでオススメしておきます。
第2位:完全攻略 高校入試 3年間の総仕上げ 中学理科
抜かりなく全単元がまとめられているので、入試前の復習に向いています。中3の秋あたりからスタートしても全然間に合うくらいの量なので気軽に始められると思います。
見開きのページがカラーになっており、見やすいというのも高評価です。使い方としては、前から順番に問題を解いていき、詰まった単元を重点的に勉強するという使い方で問題無いかと思います。
第3位:最高水準問題集 高校入試 理科 (シグマベスト)
有名な最高水準シリーズです。一応特進バージョンも画像で紹介していますが、中1、中2、中3と分かれているため、中1から始めるなら問題無いのですが、中1から灘や東大寺などの難関校を志望して頑張れるような子しか向いてないと思います。というわけで普通の最高水準問題集をオススメします。
基本的に初見の問題がほとんどで、ある程度基本が出来ていないと手も足も出ないくらい難しいです。しかしながら、生物単元のような知っていないと全く解けない(マニアックな植物や動物など)問題がこの本で色々と学べる為、難関校を受ける人にとっては必須の本かと思います。
第4位:図でわかる中学理科1分野(物理・化学)―中1~中3 (未来を切り開く学力シリーズ)
偏差値:40~65 種別:参考書&問題集
まずはAmazonのなか見!検索で見てほしいと思います。他の本とは違う斬新な切り口となってます。
簡単に説明すると、本に書いてある図を何も見ないで自分でノートに描いて、描く流れに沿いながら構造的に単元内容を学習するという少し変わった本です。
しかしながら、自分で図をかけるというのは理科をマスターする上で非常に大事なことで、これが出来ると、一生忘れない知識として理科を身につけることができます。また、断片的な知識として勉強するのではなく繋がりのある知識として学べるので応用力がかなりつきます。
というわけ点を評価した本です。普通の本では勉強できないって方にオススメです。
第5位:ボカロで覚える 中学理科 (MUSIC STUDY PROJECT)
偏差値:誰でもOK! 種別:参考書(?)
ネタと思ってるでしょ?ところがそんなことありません!僕が理科嫌いの教え子にこれを聞かせて、どうやら理科が好きになったようで偏差値45程度だった子が55程度まで伸びた子もいました。どちらかというと勉強のためにこれを使うというのではなく、理科という教科に興味を持つといった、やる気を底上げするような感じで僕は利用していました。
勉強をずっとしたり問題をずっと解いてたりすると、中々続かなかったりします。そういったときの息抜き的に使ったりもできます。
まぁ、受験シーズンは長くそんなずっと切り詰めて勉強をするのもしんどいので、たまには休憩を入れて勉強するのが長続きする秘訣なのかな?という思いもあってランキングに入れました。
以上となります。参考になったでしょうか。振り返ってみると入試向けとか入試前の復習用の教材が多くランクインしましたが、実は中1中2での定期試験前の勉強として購入されてもいいかと思います。なぜなら、その本が中3での入試前にも使用できるからです。そして、2周3周と解いた問題はかなり自分の中に知識として取り込めているはずなので、入試にも力を発揮することでしょう。
子どもを塾に入れる年齢が若ければ若いほど学習効果が高いというのは名書「学力の経済学」でも述べられていますが、参考書も同じです。早い段階からその本と触れることで、子どもの学力は上昇しやすくなります。あと、何よりも大事なのが冒頭でも述べた、「子どもの偏差値(分からなければ学力やレベル)に合わせた本を選ぶ」ということです。それに従って本を選べば間違いは無いかと思います。
ちなみに、ここまで色々と紹介しておいてあれなんですが僕の中で最強の本というのもあります。
ただ、これは子ども向けではなく塾講師向けの本です。理解力がすごくある子なら読めると思いますが、普通の中学生にはかなり厳しいかと思います。
理科で使う言葉や現象の本当に正しい定義がここに載っています。
実は、教科書や塾で学ぶ言葉や現象の定義ってかなり曖昧なんです。
密度の定義をあたりの質量って平気で教える先生とかね・・・。(正しい定義を分かっていて説明してるならいいと思いますが)
まぁ、そういったアバウトな理科じゃなくて本当に正しい理科を学ぶならやはりこの本が最強かと思います。
塾講師の方は子どもたちの為に是非一冊もっておくといいなと心から思う一冊です。