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原子

原子・・・それ以上分けることのできない最小の粒子のこと。19世紀初頭、イギリスの科学者ドルトンによって原子のモデルが確立した。(ドルトンの原子説)

原子は次のような特徴を持っている。

  1. 原子は別の原子に変化しない
  2. 原子は何も無いところから発生したりしない
  3. 原子は無くなったり消えたりしない

元素・・・物質をつくるもととなる成分のこと。

 

元素の種類は2017年11月1日現在で、存在が予言されているものも含めて118種類あります。およそ100種類以上あるということを覚えておきましょう。

※2016年11月に出てきた113番目の元素がニホニウム(Nh)というニュースがありましたが、入試の時事問題として出題されたこともありますのでこれも覚えておきましょう。

 

入試で覚えておくべき元素記号

元素名 元素記号 元素名 元素記号 元素名 元素記号
水素 H マグネシウム Mg Fe
ヘリウム He アルミニウム Al Cu
炭素 C 硫黄 S 亜鉛 Zn
窒素 N 塩素 Cl Ag
酸素 O カリウム K バリウム Ba
ナトリウム Na カルシウム Ca 水銀 Hg

定期試験では更に以下の元素記号も出題されることがあります。

定期試験向け

元素名 元素記号 元素名 元素記号 元素名 元素記号
ホウ素 B リン P ヨウ素 I
フッ素 F ケイ素 Si マンガン Mn
Au        

分子

分子・・・原子がいくつかくっついたもので、物質の性質が初めて現れる最小の構成。

※水素原子は燃えないけど、水素分子になって初めて燃えるという感じで覚えると良いかと思います。

※常温で液体・気体の物質は分子を作るが、常温で固体の物質は分子を作らない。

 

物質の分類

身のまわりの物質は次のように分類できる。

単体・・・1種類の原子から出来ている物質

化合物・・・2種類以上の原子から出来ている物質

純物質・・・混じり気の無い物質のこと。(化学式で表すことのできると覚えた方が覚えやすい)

混合物・・・2種類以上の純物質が混じってできている物質

 

引っ掛け問題で塩酸を化合物に分類してしまいがちだが、塩酸は塩化水素と水が混じったものなので混合物となることに注意。食塩水も同様の理由で混合物となる。

 

以下の表は物質を単体と化合物の区別で分け、更に分子を作る作らないの区別で分けた表である。

どのような物質がどこに入るかを答えさせる問題がよく定期試験で出題される。

分子を作る 分子を作らない
単体 酸素,窒素

水素など

銅,亜鉛,鉄,銀

ナトリウム,カルシウムなど

化合物 水,二酸化炭素

アンモニアなど

酸化銅,酸化マグネシウム

塩化ナトリウム,酸化銀など

大事なのは常温で液体・気体の物質は分子を作るが、常温で固体の物質は分子を作らない。ということだけ。なので表の右側に来るのは全て常温で固体の物質である。

ナトリウムやマグネシウムのような「~ウム」とつく物質は全て常温で固体の物質と思っておけばOK

 

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