生物の成長と細胞のようす
成長点・・・根の先端近くの細胞分裂が盛んなところ
根冠・・・成長点を守っている部分
図のように成長点付近では細胞分裂が盛んで細胞の大きさは小さいが、根元付近では細胞分裂が盛んではないため細胞は大きい。
point!
先端→細胞が小さい 根元→細胞が大きい
生物が成長するためには以下の2つが必要となる。
- 細胞分裂をして細胞の数を増やす
- 細胞分裂した細胞が元の大きさまで大きくなる。
図のように細胞分裂をすることで元の細胞より大きさが小さくなるので、細胞分裂をしただけでは大きくなっていない。
細胞分裂とその順序
細胞分裂・・・1個の細胞が分かれて、2個の細胞になること。
体細胞分裂・・・生物のからだをつくるふつうの細胞の分裂のこと。
染色体・・・核の中にある遺伝子が含まれている細長いひものようなもの。
【細胞分裂の順序】
細胞分裂は以下のような6つの段階を経て行われる。
①細胞分裂を行う準備を行う。
②核の中に染色体というひものようなものが見えるようになり、核の形が消える。
③染色体が細胞の中央に集まる。
④2等分された染色体がそれぞれ両端に移動する。
⑤移動した染色体の塊ができて、2個の核ができる。
⑥2つの新しい細胞が出来る。
植物細胞の細胞分裂
動物細胞の細胞分裂
植物と動物の細胞分裂の大きな違いは、⑤の段階で出来るしきりとくびれである。
細胞分裂の問題は、どのような順序で細胞分裂をするのかという並び替え問題が出題されやすいので順序を覚えよう。