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イオン式一覧

中学理科で主に出てくるイオン式をまとめます。イオンって何?という方は原子の構造とイオンのページで学習しましょう。

イオン式の一問一答はこちら

覚えておくべきイオン式

イオン名 イオン式

(陽イオン)

水素イオン  { H }^{ + } 
ナトリウムイオン { Na }^{ + } 
カリウムイオン  { K }^{ + } 
銀イオン { Ag }^{ + } 
アンモニウムイオン { NH }_{ 4 }^{ + }\\  
バリウムイオン { Ba }^{ 2+ } 
カルシウムイオン { Ca }^{ 2+ }  
マグネシウムイオン { Mg }^{ 2+ }  
銅イオン { Cu }^{ 2+ }  
亜鉛イオン { Zn }^{ 2+ }  
アルミニウムイオン { Al }^{ 3+ }  

 

 

イオン名 イオン式

(陰イオン)

水酸化物イオン { OH }^{ - }  
塩化物イオン
{ Cl }^{ - } 
硝酸イオン
{ NO }_{ 3 }^{ - }\\
酢酸イオン { CH }_{ 3 }{ COO }^{ - }  
硫酸イオン
{ SO }_{ 4 }^{ 2- }\\
炭酸イオン { CO }_{ 3 }^{ 2- }\\
酸化物イオン { O }^{ 2- } 
硫化物イオン { S }^{ 2- } 
リン酸イオン  { PO }_{ 4 }^{ 3- }\\

 

イオン式を覚えると、未知の物質の化学式が分かるようになってきます。

 

未知の物質の化学式をイオン式を応用して作る(超重要テクニック)

 

例えば、塩化マグネシウムの化学式は?と問われて答えが分からないとしましょうか。

しかし、マグネシウムイオン塩化物イオンとから出来ることは分かるので

{ Mg }^{ 2+ }   +  { Cl }^{ - } 

ですが、右上の 「2+」や「-」(これは1-として考える)のような価数をそろえる必要があります。

今回は陽イオンの価数が2で陰イオンの価数が1なので陰イオンを2倍します。すると

{ Mg }^{ 2+ }   +  2{ Cl }^{ - } 

となり、陽イオンと陰イオンの価数が等しくなりました。(「-」が2つで「2-」として考えてね。)

というわけで

{ MgCl }_{ 2 }    が塩化マグネシウムの化学式になります。

決して{ Mg2Cl }  ではないので注意してください。化学式に途中に係数はつかないですよね。

決して{ Mg }_{2}{ Cl }  でもないので注意してください。これだとMgが2つあることになります。

 

ここまで理解できたなら、今まで丸暗記した酸化銀の{ Ag }_{ 2 }{ O }の2の意味も分かるはず。そこまで分かれば完璧です。

⇐3.化学反応式   5.電離式⇒

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