Pocket
LINEで送る

火成岩

火成岩・・・マグマが冷えて固まった岩石。火成岩は冷え方の違いによって以下の2種類に分けられる。

  1. 火山岩・・・マグマが地表や地表近くで急に冷えて固まってできている。
  2. 深成岩・・・マグマが地下深いところでゆっくりと冷えて固まってできている。

 

火山岩

斑状組織・・・火山岩は大きな結晶(斑晶)と細かい粒(石基)からできていて、そのつくりのこと。

斑状組織

 

 

 

 

 

 

 

 

火山岩はさらに、色の白い順から流紋岩、安山岩、玄武岩に分けられる。

この図の場合なら、黒の割合が多いので玄武岩だと推測できる。

 

深成岩

等粒状組織・・・深成岩はゆっくり冷えたことで、石基がなく、同じ大きさの結晶からできていて、そのつくりのこと。

 

等粒状組織

 

 

 

 

 

 

 

 

深成岩はさらに、色の白い順から花こう岩、閃緑岩、はんれい岩に分けられる。

この図の場合なら、白と黒の割合が半々くらいなので閃緑岩だと推測できる。

鉱物

鉱物・・・マグマが冷えてできた結晶のこと

鉱物を双眼実体顕微鏡で観察するときは火山灰に水を加え、親指の腹で押しながら洗ってから観察する。

無色鉱物・・・白色や無色透明な結晶

  • セキエイ・・・無色~白色、薄い桃色
  • チョウ石・・・無色か白色、不規則に割れる。

有色鉱物・・・色がついている結晶

  • クロウンモ・・・黒色。六角柱で決まった方向にうすくはがれる。
  • カクセン石・・・長い柱状
  • キ石・・・短い柱状
  • カンラン石・・・丸みのある四角形。不規則に割れる。

規則正しく割れる性質をへき開性があると言うこともある。

 

火成岩の分類

火成岩の分類をまとめると次の図のようになる。

火成岩分類

火成岩に含まれる鉱物

鉱物図のように流紋岩や花こう岩は無色鉱物の割合が多いが、玄武岩やはんれい岩は有色鉱物の割合が多い。

なので、表の右側の岩ほど黒っぽくなる。

 

⇐1.火山活動   3.地震

単元一覧に戻る

こちらの記事も読まれています