ルーペの使い方
- ルーペを観察する物体に近づけるのではなく、目に近づけて持つ。
- 観察する物体を前後に動かしてピントを合わせる。
- 木のような観察する物体を動かせない場合、ルーペを目に近づけたまま顔を前後に動かしてピントを合わせる。
※ルーペの拡大倍率は約5~8倍程度
顕微鏡の使い方
顕微鏡はステージ上下式と鏡筒上下式の2種類がある。
- 接眼レンズ、対物レンズの順に取り付ける。
- 接眼レンズをのぞきながら、反射鏡としぼりを調節し、全体が明るくなるようにする。
- プレパラートをステージに置き、クリップで止める。横から見ながら調節ねじを回し、対物レンズをプレパラートにできるだけ近づける。
- 接眼レンズをのぞきながら、調節ねじを回して対物レンズとプレパラートの間を離していき、ピントを合わせる。
※手順1のように接眼レンズを先に取り付けるのは、鏡筒の中にほこりなどが入らないようにするため。
※手順3.4のように先に対物レンズとプレパラートを近づけてから離していくのは対物レンズがプレパラートとぶつかるのを防ぐため。
※顕微鏡は直射日光の当たらない水平で明るい場所に置く。
※顕微鏡の倍率=接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率
※顕微鏡の倍率を高倍率にすると、見える範囲が狭くなり、視野は暗くなる。
高倍率 | 低倍率 | |
接眼レンズの長さ | 短い | 長い |
対物レンズの長さ | 長い | 短い |
双眼実体顕微鏡・・・二つの接眼レンズにより立体的に観察することができる顕微鏡。
スケッチのしかた
- 線を重ねたり、ぬりつぶさない。
- 影をつけない
- 目的とするものだけをかく。
水中の微生物
池や湖の水の中には目に見えないくらい小さな生物がいる。そういった生物を微生物とよぶ。
微生物を顕微鏡で観察するためにプレパラート作る必要がある。
プレパラートは以下の手順で作る
- 池や湖の水をスポイトでとり、スライドガラスの上にたらす。
- 気泡(空気の泡)ができないようにピンセットでつまんだカバーガラスの一端をえつき針で押さえ、スライドガラスの水に上に静かにのせる。
- はみ出した水をろ紙で吸い取る。
微生物は植物型の微生物と動物型の微生物に分かれている。それぞれの生物と特徴を表にまとめる。
植物型 | 動物型 | |
特徴 | 光合成をして栄養を得る
動かない |
他の生物を食べて栄養を得る
動く |
生物名 | ハネケイソウ ミカヅキモ アオミドロ クンショウモ イカダモ ミドリムシ |
ゾウリムシ ミジンコ ツリガネムシ アメーバ ツボワムシ ミドリムシ |