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2017年11月12日(日)に第二種冷凍機械責任者試験が全国で行われました。

僕自身もその試験を受け、翌日発表された解答速報の自己採点で合格ラインに達していることを確認しました。

法令:16/20 (80%)

保安管理:8/10 (80%)

学識:9/10 (90%)

一応自己採点結果はこのような感じでした。

勉強期間は約1か月で勉強時間は約60時間だったのですが、これくらいの勉強をすれば誰でも合格はできると思われる試験だったので、僕が気づいた試験に対する勉強方法や試験攻略法など、注意点をまとめようと思います。

 

これから試験を受けようかな?と検討している方の支えになれば幸いだと思っています。

ちなみに3種と2種のどっちを受けようか迷っている方は是非とも3種をすっ飛ばして、2種を受けるべきだと思います。正直、3種と2種にそこまで大きな難易度差はありません。

 

第二種冷凍機械責任者試験について

受験資格:特に制限がなく誰でも受けることができます

受験申請日:8月下旬~9月上旬頃

試験日:毎年11月の第2日曜日(年に1回)

試験の問題と解答の公開日:試験日の翌日に高圧ガス保安協会のホームページに掲載されます

合格発表日:1月の初旬頃

受験手数料:9000円(ネット申し込みは8500円)

2017年度の試験から問題用紙を持ち帰ることができなくなりましたので、試験の翌日に結果を知りたい場合は、必ず余った試験時間で自分の解答番号を覚えるようにしましょう。

ただし、試験日に配布される受験にあたってという資料には

「ご自身の解答番号を何らかにメモして持ち出すことは禁止行為になります」

と書かれているので、うまく20桁の数字を暗号化したりして、覚えましょう(笑)

 

ちなみに、このページを見てる方は、第二種冷凍機械責任者の資格がどのような資格かは大体把握されているかと思いますので、免状所持者の職務範囲については割愛します。勉強方法や試験攻略がメインの記事ですので笑

試験教科・試験時間・合格ライン

1時間目:法令20問(試験時間1時間)

2時間目:保安管理10問(試験時間1時間30分)

3時間目:学識10問(試験時間2時間)

3教科とも正答率60%を超えれば合格です。なので

法令:12/20

保安管理:6/10

学識:6/10

各教科これだけ正解する必要があります。試験時間が十分あるので足りないということは無いはず・・・。

 

勉強前に用意するもの

  • 5年分の過去問(必須)
  • 参考書(色々ありますが、正直どれでもいいです)

参考書については僕のおすすめを後述しますが、必ず1冊に絞ってください。2冊買うのはお金の無駄です。

薄っぺらい内容の本もありますが、十分合格できるので・・・。

  • ノート1冊で十分
  • 黒ペン・赤ペン

受験手数料も含めると約15000円ほどかかります。ただ、講習を受けるよりかははるかに安いです。

 

5年分の過去問は電気書院の「第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 平成〇〇年版」をお勧めします。

というかみんなこれを使ってるはずなのですが、ダメな点もありまして・・・

実は問題のすぐ下に答えを書いているのですよね。この点がこの本の最大のミスだと思っています笑

しかしながら、この本無しで合格するのは本当に厳しいので必須の本です。試験日前に本屋さんで売り切れになるといった事態も起こっていた(実際大手の書店で売り切れてました笑)ので試験を受けると決めたなら早めに買っておきましょう。

ちなみに1種の問題は使いません。勿体ない気がしますが、余裕があるからといって手をつけないようにしましょう。

参考書は正直一冊に絞れば何でもいいのですが、個人的にはオーム社の「2種冷凍機械 集中講義」をお勧めします。「ゼロからはじめる 2種冷凍試験 改訂2版」をお勧めする方もいるのですが、あれは内容が「集中講義」より深く、文字数が多く、読了までに多くの時間を費やします。

集中講義は、情報量が少ないのが欠点ですが、試験に出てくる要所やポイントを的確におさえているので、短時間での広く浅くの勉強に向いています。読めば分かると思いますが、文字数がほんと少なく、スラスラ読めると思います。例題も多く、実際にこの例題とほぼ同じ内容の問題も今年の試験に出ています。

勉強方法

簡単に大まかな勉強の流れをまとめます。 (カッコ内は参考の勉強時間)

参考書保安管理を読んで、問題を解く(10時間)

過去問保安管理を昔の問題から解く(6時間)

参考書学識を読んで、問題を解く(10時間)

過去問学識を昔の問題から解く(6時間)

参考書法令を読んで、問題を解く(10時間)

過去問法令を昔の問題から解く(6時間)

以降①に戻って繰り返す。

 

という感じで、保安管理→学識→法令の順に各教科徹底的にやりましょう。一つの教科に対して集中して勉強することで、記憶の定着がよくなるので保安管理をやると決めたら保安管理を徹底して勉強してください。

過去問を解いていて、大体8割くらいの正答率で安定してきたな・・・と思ったらその教科は大丈夫です。

別の教科に時間を充てたり臨機応変に自分で計画を立てて勉強しましょう。

 

ちょっとしたことですが、参考書を読んで勉強するときは自分の知らなかったことや重要そうなキーワードなどを蛍光ペンやチェックペンで線を引くようにしましょう。

本って白黒のページよりカラーページの方が見やすいですよね。あれと同じ原理でちょっと色つけるだけで要点が見やすくなり、勉強効率が上がります。これなら通勤中とかの隙間時間でもできますよね。

苦手な単元ページの隅の方を折り曲げて目印つけておくとか、どこまで読んだのか栞を挟んでおいて時短をしたり、勉強効率を上げる方法はたくさんあります。工夫をして最短時間で合格できるように勉強しましょう。

問題の解き方

勉強している中で問題の解き方はとても大切です。この考え方を知っているかいないかで勉強効率が全然変わってくると思います。以下の3点を守って問題を解くように心がけましょう。

問題はノートに解いていきましょう。頭の中で考えるのは勉強効率が悪いです。通勤中とかノートを使えない場面では基本的に解説を読むだけにとどめておくべきです。

すべての問題文に対して〇か×かをノートに書き、それぞれの問題文に対して答え合わせをすること。5択の選択問題なので、全ての問題文について理解していなくても消去法を使って正解に導くことが出来ますが、自分の理解できていない問題を残しておくとそれが出題されたときに対応できなくなります。

正解したか間違えたかを本に書き込んでおく。例えば、ある問題を2回正解したとしましょう。3度目は必要でしょうか?何度も正解しているならそれは既に理解しているということなので、もう解く必要はありません。どちらかというと、間違えた問題を演習しているほうがはるかに効率的ですよね。

 

という感じの考え方を心がけておくといいかと思います。

問題を解いて間違えて、「あーこの問題はこういう考え方をしないといけないんだなー」っていうのをひたすら繰り返して、解けない問題を解けるようにすることをひたすら繰り返すことで過去問を解いているときの得点率がドンドン上がっていくと思います。

 

ともかく、問題を解かないと点数が伸びない教科なので、ひたすら問題を解きまくりましょう!

結局これが結論になります。笑

というわけで第二種冷凍機械責任者試験の勉強方法についてのまとめは以上です。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

—-以下、2018年2月14日追記—-

無事に第二種冷凍機械責任者の免状が届きました!

黒いカバーケースに入っていて金色の字で「高圧ガス製造保安責任者免状」と書かれています。

他の資格に比べてちょっと高級感があってかっこいいです!

 

これが届くとやはり、「たくさん勉強頑張ってよかったなぁ・・・」ってしみじみ思います。

冷凍機械責任者試験を受ける方は、是非ともこの記事を参考に合格を勝ち取っていただきたいと思います!

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